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旅行・勉強・自炊など。気分はいつでも船の上。筆者は元旅行会社勤務⇒現在はメーカー人事

羽田新線29年度にも開業?/旅行先からそのまま出社、のススメ

【A面】

r.nikkei.com

JR東日本が構想中の、羽田空港と都心を結ぶ「羽田空港アクセス線」について、まずは東京駅方面に向かう「東山手ルート」の環境影響評価に着手するとのニュース。実現すれば羽田空港から東京駅まで直通18分でアクセス可能とのこと。ゆくゆくは新宿駅方面に向かう「西山手ルート」と新木場方面に向かう「臨海部ルート」をあわせた計3ルートを整備する計画らしい。
浅学にして構想自体を初めて知ったけど、これは画期的……!というか、羽田から東京駅まで一本で行けない・そもそも羽田空港にJRが乗り入れてないこと自体が、国際線の発着が増えている現状を含めて改めて考えてみると違和感があるなあとも思ったり。

開業まではまだまだ遠い道のりだけど、実現した暁にはますます弾丸旅行や海外出張明けの会社直行が捗る(捗ってしまう)こと請け合い。

【B面】

行明けにそのまま出社するの、個人的には結構好き。旅行の後に休養日を入れると、かえっていつまでも旅行モードから離れられないけど、そのまま会社に行ってしまえばそこにあるのは問答無用で現実。否が応でもスイッチが切り替わる。事実、ニューヨークから帰国して翌日仕事に行ったら、時差ボケになる暇すらなかった、なんてことも(夕方成田着だったのでさすがに家に帰ったけど)

単純に利便性の問題もある。東京に住んでいたころは、東京とは名ばかりの多摩地区民で、しかも勤務地は浜松町駅・東京駅だったので、夜に空港や東京駅から1時間以上かけて家に帰り、翌朝また1時間かけて出社するくらいなら、都内で後泊するなり始発の新幹線で帰京してそのまま出社したほうが体力的にもかなり楽だった。

そんな事情もあって
・関西方面の旅行(遠征):始発の新幹線で出社(レム新大阪が最強)
・弾丸ソウル旅行:LCCで深夜0時頃羽田空港着→蒲田のビジネスホテルで仮眠→出社(往路も深夜便だったので仕事終わりに空港へ直行。まさかの1泊4日)
みたいなことを数限りなくやっていた。

ちなみに、ソウルに同行した友人は蒲田のビジネスホテルを取ることすら最初はためらい、スーパー銭湯でよくない?などと言っていたけど、さすがにそこはベッドで寝て正解だったと思う。往路でいうと仕事終わりのサンライズ瀬戸は最高だったな。神田の銭湯(惜しまれながらも昨年閉店)でのんびりしてから、東京駅でお酒とおつまみをたくさん買い込んで。全然関係ないけど東京駅で買えるおつまみの中で一番のお気に入りは両国国技館の焼き鳥です。

ところで、旅行先が遠ければ遠いほど、「旅行先からそのまま出社しました」の与える衝撃は大きい。「今朝名古屋から戻って来ました」くらいならまぁそういうこともあるよね、くらいしか思わないけど、「今朝ブラジルから帰ってきたの」と言われたら何それ詳しく聞かせて!と言わざるを得ない。そもそも個人旅行で南米というチョイスが素敵。

というわけで南米発のフライトを探してみたけど、現行のフライトスケジュールではヨーロッパ経由・北米経由共に早朝羽田着便とは綺麗に乗継できないことが判明。強いていえば中東経由が深夜着なので羽田で1泊からの出社というのはアリだけど、早朝着便と比べると少しインパクトに欠ける印象も。

やっぱり早朝羽田着のシドニー、ロサンゼルス、ロンドン、フランクフルト、ウィーンあたりがフライトスケジュール的に無理がなく、遠距離の旅行という雰囲気もあって帰国後そのまま出社に向いている旅行先と言えそう。一応体力面を考慮して、飛行距離の割に時差の少ないシドニーが現時点では一番おすすめという結論。

都内在勤の皆さん、今年の夏休みは「シドニーから直接出社」いかがですか。