クァンタム・オブ・ザ・シーズ乗船記⑤メインダイニング
クァンタム・オブ・ザ・シーズには4つのメインダイニングがある。名前とテーマはそれぞれ以下の通り。
・アメリカン・アイコニック・グリル：古き良きアメリカ
・シック：スタイリッシュ
・シルク：パワフルでエキゾチック
・ザ・グランデ：華やかなりし日のヨーロッパ
メインダイニングが複数ある船は今までディズニーワンダーしか経験がなくて、ディズニーワンダーは毎日指定された違うダイニングで食事する形式だったので、今回もそうなんだと勝手に思い込んでいたんだけど、今回は全日程同じダイニングの同じテーブルを利用する形式だった。その代わり、4つのメインダイニングは内装が違うだけで、提供されるメニューは同じはず。
今回指定されたのはスタイリッシュな「シック」の2名用テーブル。周りはほぼ日本人で、旅行代理店名の描かれた大テーブル（＝ツアー参加）の方が6～7割、残りは個人手配っぽい感じ。ツアーの方以外は家族・グループごとのテーブルになっていたと思う。
人によってはクルーズの醍醐味でもあるだろう、相席でのお食事だけど、人見知り夫婦にはなかなかハードルが高いので2名用テーブルをリクエスト。叶えてくれてよかった…！ツアー参加だと基本的に大テーブル（テーブルの中は自由席）になると思うので、仲間内だけでのんびり食事したい場合には個人手配のほうがよさそう。
メニューは前菜、メインコース、デザートの3コース制。それぞれ6～12種類くらい選択肢があって、いくつでも好きなだけ選択可能！グラスに注いでくれるお水と食後のコーヒー・紅茶、パンは無料。その他の飲み物は有料で、目安としてはビールは小瓶で6～7ドル（銘柄により異なる）、グラスワイン7ドル～、ボトルワイン30ドル～。サービス料が18%かかるので少々お高めな印象。無理に飲み物を勧められたりすることは全くないのでお水だけでも問題ないはず。
ある日のメニュー。
大みそかの特別メニュー以外は基本的にこの形式。選択肢は1/3くらいが毎日掲載される定番メニューで、残りの2/3は日替わり。
前菜の一例。カラマリフリット、シーザーサラダ。
ある日のデザート。1枚目のグランマニエの香りのスフレ、メインダイニングで食べたものの中でベストだったかも…！ちゃんとあつあつふわふわでとっても美味しかった。2枚目はアップルパイとバニラアイス。アプフェル・シュトゥルーデルっぽい感じでこちらも美味しい。
初日に食べたバターチキンカレー。日本語メニューには「バターチキン」と書かれていて、カレーが来るとは思わなかったので少々驚きつつ、本格的で美味しかった！
日本語メニューがあるけど、若干料理の内容と合っていないところがあったので、裏面の英語メニューもあわせて確認するのがおすすめ。一度、「クラムチャウダー」と書かれていた料理が実際は「ムール貝のコンソメ仕立て」だったようで、注文した近くのテーブルがちょっとざわついてました。笑
全体的に何を頼んでも美味しく、期待以上でした。やや塩気が強めで、お酒やパンに合う料理という印象。前菜は軽めなので2つくらい頼んでも大丈夫だけど、メインはかなりボリューミー。デザートもあたたかいケーキとアイス、のような組み合わせメニューが多いのでお腹いっぱいになる。洋食だけでなく中華、エスニック、インド料理（カレー）も充実してるのがいいなあと思った。初日のメインコースにパッタイがあって、次に見かけたら食べようと思っていたのに再登板せず、残念。どんな感じだったのかいまだに気になってる。
テーブル担当はメイン・サブ共に中国系の女性クルー。どちらも素敵な笑顔で感じが良く、1日目バドワイザー→2日目ハイネケンと注文したことを覚えていて、3日目には「今日はどのビールにする？」と聞いてくれました。
クァンタム・オブ・ザ・シーズのインターナショナルなラインナップは、コスタ・デリチョーザの料理が基本的にすべてイタリアンだったのと対照的だなあと思った。（全然関係ないけど、アリタリア航空の機内食もビジネスクラス含めて全ての選択肢がイタリアンだった気がする……お国柄なのかな？）どちらの船の料理も十分に満足できるレベルで、これだけの料理を毎日好きなだけ食べられるって本当に幸せ。そして、どこでご飯食べよう？予算は？ってごはんの度に考えなくていいのはシンプルにすごく楽。笑
メインダイニングの料理が豪華で美味しいとはいえ、クァンタム・オブ・ザ・シーズには有料レストランもたくさん！せっかくなら、滞在中1回くらいは贅沢してみたい！ということで、次回は有料レストラン「Chops Grille」について書きます。
