Cruise × Cruise

旅行・勉強・自炊など。気分はいつでも船の上。筆者は元旅行会社勤務⇒現在はメーカー人事

クァンタム・オブ・ザ・シーズ乗船記⑦ウィンジャマーマーケットプレイス(ビュッフェレストラン)

前回の記事からずいぶん間が空いてしまったけれど、再びクァンタム・オブ・ザ・シーズ乗船記。今回はデッキ14にあるビュッフェレストラン、ウィンジャマーマーケットプレイスについて。

ダイヤモンドプリンセスでのCOVID-19集団感染の件が語られるとき、ビュッフェレストランが最も重大な感染源の一つとして挙げられているのを見かける。もちろんトング等を共有するビュッフェ形式の食事自体の感染リスクについては疑いようもないけれど、「手も洗ってない外国人ゲストがトングをベタベタと触る」というような言説については、根拠のない憶測では?と思ってしまう。

というのも、少なくともクァンタム・オブ・ザ・シーズのウィンジャマーマーケットプレイスに関しては、入り口には広い手洗いスペースがあって、楽器を弾いたりしながら楽しく手洗いを促すクルーが常駐。手を洗っていないゲストはビュッフェに入れないようになっていた。
乗船したのは19年末~20年始で、新型コロナウイルスについてはWHOへの報告もされていない時期(19年12月31日に初めて報告)だったので、ビュッフェの構造から言っても、おそらく常にこういう運用をしているはず。(18年5月に乗船したコスタ・デリチョーザのビュッフェには手洗い所はなかったと思うけども)
f:id:travel_times:20200328071553j:plain

閑話休題。さすがの大型船、食事のバリエーションはとても豊富!洋食・中華を中心に、インド料理も目を見張る充実度。朝から本格派インドカレーを食べられます。聞くところによるとシンガポール航路は常にインド人ゲストが多めらしい。

私のお気に入りは中華粥コーナーとヌードルバー。中華粥はいつも空いているのにおいしかった。中華だれ×蒸し鶏トッピングは鉄板。ヌードルバーは、米麺と玉子麺が選べて、具の野菜を好きなだけ取って持っていくと、一食分の麺と一緒にさっと茹でてもらえる方式。スープは極めて薄味(多分スープというよりはシンプルに鶏出汁・野菜出汁)で、塩や醤油で味を調えるタイプ。
f:id:travel_times:20200328070710j:plain
軽く洋食を食べてから中華粥と麺というのが私の王道。炭水化物過多。

洋食も勿論充実。写真はペイストリーのコーナー。肉類も種類が多くて豪華。朝食は塊のハム、昼・夜はローストビーフのカットサービスあり。個人的にはフライドチキンと皮つきフライドポテトが美味しかった。
f:id:travel_times:20200328070819j:plain

無料ドリンクもジュース(レモネードなど)が5種類くらいとコーヒー、紅茶。紅茶はStassenのティーバッグがずらり。マグカップがたっぷりサイズで良い。ミルクも冷たい牛乳・温かい牛乳・低脂肪乳と3種類スタンバイ(温かい牛乳は切れてることも多かったけど)
f:id:travel_times:20200328071122j:plain

これだけ充実しているので、いくら座席数が多いといってもやっぱり食事時は大混雑。乗船日の昼食はデッキにトレーを持ち出して食べ、下船日の朝食はパン何個かとコーヒーを部屋にテイクアウト。客室テイクアウトは階段の上り下りにドキドキしたこと以外は快適でよかった(部屋に持って帰っていい?って一応確認してからやりました)

注意点としては意外と営業時間が短いこと。前述の手洗いクルーのこともあってか、基本的に食事時のみの営業。「のどが渇いたときに飲み物をもらいに行ける場所」というのもクルーズ船におけるビュッフェの大事な役割だと思っていたけど、クァンタム・オブ・ザ・シーズ(ロイヤルカリビアンクルーズ全般?)におけるそれは「カフェ・プロムナード」なので!間違えてはいけない。

ビュッフェはいつ行っても混んでて座席の写真が撮れなかったので、ガラガラだった昼間のトゥセブンティ。カフェ・トゥセブンティでも朝食ビュッフェをやってるので、種類は少なめだけどささっと済ませたいときはこちらもアリ。
f:id:travel_times:20200328072758j:plain
メインダイニングの朝食は、そういえば1回も使わなかったなー。
時間がかかりそうだし、ボリュームも凄そうで敬遠してしまった。今思うと一度くらいトライしてもよかったかも。