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旅行・勉強・自炊など。気分はいつでも船の上。筆者は元旅行会社勤務⇒現在はメーカー人事

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」アプリ正直レビュー

前回のブログで、PROGRITのコンサルタントの方からシャドウイング、瞬間英作文、多読、英単語の学習を勧められたことを書きました。

鉄は熱いうちに打て、ということで、まずは単語学習と瞬間英作文のために以下を購入。

単語学習

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(TOEIC TEST 特急シリーズ)

以前持っていた本で、というか多分今でも実家に眠ってる。同じく以前使っていたDUO3.0と迷ったけど、アドバイスとしてはシンプルに日→英で運用できる単語を増やしましょうということだったので、使いやすい金フレにしました。1日〇ページみたいにノルマを課すと確実に心が折れるので、自分に甘く、読み物感覚で進めていこうかと。

高校受験では『システム英単語』、高校生になったら『速読英単語』と『DUO3.0』、大学生以降には『金フレ』、たくさん手を出しては毎回挫折しているなあと改めて思う。一応、自分の意志の弱さは自覚していて、『ターゲット1900』のようなどう見ても続かなさそうな、修行色の強いものは避けてきたんですけどねえ。どれも大体最初の5ページくらいだけ完璧になってる。唯一、『システム英単語』は一通りマスターしたと言えるかなあ。シス単、今でも人気あるのかな?

瞬間英作文

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」をApp Storeで

瞬間英作文も、10年以上前にもちろん(?)挫折済み。楽しくないんだもん……。

シリーズ第一作『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』は単行本・Kindle・アプリのそれぞれで発売されていて、価格設定は以下の通り。

単行本:1,980円(CD付き)
Kindle版:1,320円(音声DL不可)
アプリ:1,200円

見開きで構成されている本はただでさえKindleには不向きだし、音声DLも不可とのことでKindle版は真っ先に除外。本は持ち運ばなくなる未来が見えたし、勉強を始める前にCDを取り込んでスマホなりウォークマンに移す時点で挫折しそうだったのでパス。せめて音声DLがあればなあ……。

書籍版やKindle版よりは安価ではあるものの、トライアルとか一切なしで、レビューでも辛口の意見が目立つアプリにいきなり1,200円支払うのは多少躊躇われたけど、思い切って購入してみました。せっかく買ったので正直な感想をレビューします。

ひとことで言えば、書籍版よりもかなり学習しやすいかと!

アプリの使い方

使い方は超シンプルで、学習したい項目を選ぶだけ。「続きから」ボタンを押せば項目の選択すら不要。学習モードは以下の2つ。

個別モード:1例文ずつ日本語が表示されるので、制限時間内に英作文をする。項目内の10例文で1セット。

一覧モード:本の左ページのイメージで、項目内の10例文がずらっと表示されている。制限時間になるたびに日本語が英語の解答に置き換わっていく。

画面上に表示されるのが1例文ずつか10例文まとめてかの違いだけで、どちらのモードでも10例文を一気に学習することになるので、使いやすいほうを選んだらいいと思います。先の問題文が表示されているとつい先読みしたくなってしまうので、私の場合は個別モードのほうが集中できる。

制限時間が来ると自動で次の例文に移ってしまうし、チラッと答えをみることもできないので、書籍版よりも集中できます。

いいところ

・アプリならではの機能が充実している

音声読み上げ
「日本語→英語」「英語のみ」「日本語のみ」の3種類搭載。
「日本語→英語」モードでの間隔(回答の制限時間)は5通りから選択できるので、回答できるギリギリの時間を設定することで緊張感をもって学習することができます。
読み上げ音声を「英語のみ」、自動再生を「PARTごと」に設定すると各パート(200~300例文)をひたすら読み上げてくれるので、復習にも最適。

シャッフル機能
一通り学習したあとで「項目ごとのシャッフル」機能をオンにすると、項目内の例文がシャッフルされて再生されます。瞬間英作文は文字通り瞬間的に英作文をするトレーニングなので、毎回頭の中で文を組み立てないと意味がない。例文(の順番)を暗記して何も考えずに発話できてしまうのを防ぐのにとても便利な機能だと思いました。

学習履歴の表示
項目ごとに学習回数と最終学習日が表示される。ちゃんと項目内の10例文を終えないとカウントされないスパルタ親切設計。

ブックマーク・チェックリスト
少しややこしいけど、ブックマークは項目ごとで、チェックリストは例文ごとに使うもの。チェックリストを活用すると自分が躓いた例文だけをまとめて学習することができます。語学系アプリではほぼ100%搭載されている定番機能だけど、やっぱり便利。

・動作も問題なし

レビューでは操作性の悪さやすぐアプリが落ちてしまうことが指摘されていたけれど、3時間ほど使ってみた今の時点では特に問題なし。

惜しいところ

・正誤判定機能はない

音声認識機能で正誤判定してくれるとすごくありがたいなー。スタディサプリEnglishやトーキングマラソンの価格帯から推測して、それをすると今の価格(1,200円買い切り)ではとても販売できないのもなんとなくわかりますが……。

・シャッフル機能は項目内のみで、全文シャッフルはできない

文法事項ごとではなく完全シャッフルで練習したい時は『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』を買いなさいということで、当たり前と言えば当たり前ですね。

・やっぱり、コンテンツとして面白くはない

今までレビューしてきたのが台無しな感想ですみません。もちろん、上述の通り、瞬間英作文を極力学びやすい形に落とし込んだアプリであることは間違いないんです。ただ、やりやすいのと面白いのとはまた別なので……。結局のところ、瞬間英作文は筋トレにも似た地道なトレーニングなので、どんなに画期的な腹筋ローラーを買おうと、自分で自分の身体を動かさない限り、鍛えることはできないんですよね。
アプリらしくゲーム仕立てにしろとかログインボーナスくれとかは全く思ってなくて、シンプルに私は瞬間英作文が苦手だというだけの話です。

正直な感想

まだ続けられる自信はありません。でもちょっと頑張ってみようかなと思う。やっぱり、オンライン英会話の講師から「三単現のs」の抜けや時制の不一致を指摘され続けているのはあまりにも情けないので。コンサルタントの「中学レベルの文法は完成されている」という言葉を信じて、処理スピードと精度を上げることを目標にします。