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旅行・勉強・自炊など。気分はいつでも船の上。筆者は元旅行会社勤務⇒現在はメーカー人事

マリーナベイサンズ宿泊記&シンガポール初心者の半日観光コース

2020年1月2日、クァンタム・オブ・ザ・シーズを下船し、名残惜しさに後ろ髪をひかれながらもこの日の宿泊先であるマリーナベイサンズに向かう。
ツアー旅行なら乗船前に軽くシンガポール観光をして、下船後はそのまま帰国するのが定番かと思うけど、寂しすぎて下船が辛くなるので今回はシンガポールに1泊することにした。こういうフレキシビリティは個人旅行の特権だなあと思う。

いざ、マリーナベイサンズへ 

ちなみにマリーナベイ・クルーズターミナルからのアクセスはこんな感じ。

◆マリーナベイ・クルーズセンター
 ↓ 徒歩10分~15分
◆マリーナ・サウス・ピア駅
 ↓ North South Line 1駅
◆マリーナ・ベイ駅
 ↓ Circle Line 1駅
◆ベイフロント駅
 ↓ 直結 ※広すぎてホテルフロントまでは徒歩5分~10分
◆マリーナベイサンズ

マリーナサウスピア駅の券売機では高額紙幣のチャージできなくて、駅員さんに窓口で両替してもらった。親切で助かった……。

シンガポールのMRTって本当にわかりやすくてスムーズ。下船グループが1桁番台だったのもあり、到着したのは午前9時頃。いくらなんでも早すぎるなあとは思いつつ、とりあえず荷物だけ預かってもらおうとチェックインカウンターに行ってみると、なんと「すぐに部屋を使えるよ!」とのありがたいお言葉!
この時点で既にマリーナベイサンズへの好感度が限界突破寸前。

客室

カードキーを受け取ると、なんと54階。客室では最上階です。
マリーナベイサンズは客室カテゴリーが多すぎて予約の段階でちょっと混乱したけど、一番お安いデラックスルームについてざっくりまとめると多分こんな感じ。

           階層        景色
・ガーデンビュー 10階~39階 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ側
・ハーバービュー 40階~54階 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ側
・シティービュー 19階~39階 市街・マリーナ側
・スカイビュー  40階~54階 市街・マリーナ側

今回は「インフィニティプールに行ってみたい!」というミーハー心ゆえのホテルチョイスなので、カテゴリーは最もリーズナブルなデラックスルームで、眺望は市街・マリーナ側を選択(海は船の上から散々見ているしね)シティービュー最低層階の19階でも十分だろうとは思いつつ、1部屋20S$くらいしか差額がなかったのでスカイビューにしてみた。
予約は公式HPからです。

こちらが54階客室からの眺望。

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マリーナの対岸に、小さくマーライオンが見える。高さが4mくらいありそうな巨大な窓から望む、「The・シンガポール」な景色に早くも大満足。

客室の広さは多分40㎡ないくらいで、予約の時には失礼ながら「五つ星ホテルにしてはそこまで広くないんだなあ」と思っていたけど、高い天井が生み出す解放感と、数時間前まで船にいたことが相まって、とっっても広く感じる。快適の極み。*1

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写真下手すぎですみません。光ってるところ全部窓。ブラインドは全自動。

早起きだったのでとりあえず客室でまったりしていると、サプライズでケーキが運ばれてきた。そういえばフロントで「何かの記念日ですか?」って聞かれた気がするし、もっというと予約の時にチェックボックスがあったような気がする(あいまいな記憶)
実のところなんの記念日でもないのだけどシンガポール初訪問記念日ということで、濃厚なチョコレートケーキを美味しくいただきました。

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日中の観光

日中は徒歩圏内をうろうろして、マーライオンを見に行ったり、ジンジャーチキンを食べに行ったり。「スープレストラン」のジンジャーチキンとホームメイド豆腐、めちゃめちゃ美味しかった!おすすめです。私たちが行ったのはSuntec City店。マリーナベイサンズからも一応徒歩圏内で、スーパーやフードコートもある便利なショッピングモール。
Soup Restaurant

どこに行っても混雑状態な寄港地観光との比較になるのもあって、マーライオン周辺以外はどこもとても空いている(ように感じる)し、気温もプーケットジョージタウンよりは幾分低いようで、とにかく快適だった。休憩できるスポットもたくさんあるし、清潔だし、本当に住める。

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ゆっくり時間があったらカトン行きたかったけど、ジョージタウンでたくさんプラナカン建築を見たので今回は我慢。

夜の観光

1泊だけのシンガポール滞在だけどガーデン・ラプソディもスペクトラも夜のインフィニティプールも絶対捨てられない!そして大好きなラクサも食べておきたい!!ということで、日中のまったり具合に反して、夜はハードスケジュール。
ガイドブックや旅行ブログを見て、事前に立てたプランは以下の通り。

19:45 ガーデン・ラプソディ
20:15 Shoppesのフードコートで夕食
21:00 スペクトラ
22:00 インフィニティプール(営業時間23:00まで)

結果、予定通り全て遂行できました!フードコートでの夕食を除けば、無理なく回れて大充実のおすすめスケジュール。ただ、ガーデンズバイザベイからフードコートまでは、想像以上に離れているので要注意。日中のうちにフードコートの場所をきちんと確認しておいたほうがよさそう。焦って汗だくになりながら猛スピードでラクサを流し込んだ。笑

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ガーデンズバイザベイ、スペクトラ、ターンダウン後のタオルアート、部屋からの夜景。なんだかもう、完全にハネムーナーみたいになってて申し訳ない……。

インフィニティプール

夜と翌朝の2回訪問。夜はがっつりプールに入り、朝は写真撮影目的で。
早朝ならプールに一番近いデッキチェアにも空きがあったので、のんびりしたい場合は断然朝がお勧め。

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夜のインフィニティプールはこんな感じ。現実離れした光景に写真を撮りまくる。ただ、プールの中も外も混んでいて、人のいない瞬間を撮影するのは困難な状況。デッキチェアはプールに近い数列は常に埋まっていて、プールから離れた席なら2人並びで確保できる感じ。
スマホを防水ケースに入れて持参したので画質がいまいちですみません。

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朝イチのインフィニティプールで、デッキチェアの一列目をゲットできた図。
チェアから直接プールに入れる特等席なので、お手回り品の水没には要注意。朝はデジカメ持参だったので非常にドキドキしてた。しっかり夜が明けるまで、Kindle Paperwhiteで読書しながら優雅なひと時を満喫。

朝食

朝食ビュッフェの会場は3ヶ所からチョイス可能。

①RISE:1階、一番広くて種類も豊富。天井が高くて解放感あり。
②Spago:55階、とにかく景色が素晴らしい
③Adrift:1階、夜はバー営業している静かでお洒落な空間。品数は少なめ

それぞれのレストランの入り口に待ち時間の一覧表が出ていてとても親切。チェックアウトギリギリまでのんびりするつもりだったので、一番料理の種類が多いと聞いていたRISEへ。10分待ちと書かれていたけど運良くスムーズに入店できた。

和洋中、サラダ・メイン・ペイストリー・デザートと隙のない構成!点心のバラエティにうっとり、ヌードルバーも激うま。もちろんパクチー乗せ放題。
中華類が好きなのもあって、個人的にはホテルニューオータニの「最強の朝食」と並んで朝食ビュッフェの双璧と呼びたいくらい気に入った。

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お粥のトッピングコーナーが豪華すぎて笑った。

まとめ

マリーナベイサンズ、最高でした。
「施設は唯一無二だけど、規模が多すぎてサービスが……」というような口コミも散見されたので、ラスベガスのカジノホテルのようなイメージで行ったのですが、施設だけでなくホスピタリティも素晴らしかった。

ちなみにカジノもとても良かった。ラスベガスとクルーズ船内くらいしか知らないけど、今まで行ったことのあるカジノの中でもトップクラスの清潔感と快適性。ドリンクバーが至るところにある上、Amazonの倉庫にいるようなロボットがドリンクを積んで通路を周回しているからソフトドリンクなら思う存分飲み放題。「お願いしたバドワイザーを待っている間に勝ってた分を全部溶かす」という心配がない。*2
禁煙スペースもたくさんあって、広大なスペースを活かして通路もゆったり取っているのでとにかく快適。難点と言えば、あまりに明るくて綺麗なので、カジノというよりは一抹の家電量販店感が漂っていることくらい?笑 あと、スロットマシンの台数は多いけど種類は思ったほどなかった気がする(同じ種類のマシンが10台20台平気で並んでる)

お土産で買ったマリーナベイサンズ仕様のモノポリー。こういうセンス大好き。

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おしまい。
最後にSQ(Y、PY)搭乗記を書いて年末年始の記事はひとまず終わりにする予定。

*1:ギュッと詰まった船室も勿論大好きですが!

*2:個人的なラスベガスあるある