思い出のお店、サンリオギフトゲート
今週のお題「好きなお店」
本当に好きなお店のことは、あまりにも地元すぎて書きにくい。キッシュやオープンサンドのランチやダイナミックな季節のタルトが美味しいビストロのことだとか、レモンクリームパスタが絶品の小さなイタリアンレストランのことだとか、明太フランスが最高なパン屋さんのこととか。
なので今日は、子どもの頃大好きだったお店の思い出話をしたい。
子どもの頃大好きだったお店、それはサンリオギフトゲート。私が当時住んでいたのはデパートどころかイオンやイトーヨーカドーすらないこぢんまりとした町だったけど、幸運なことにサンリオギフトゲートは駅の近くにあった。
幼稚園や小学生の頃に頻繁に開かれていたお友達のお誕生日会、プレゼントを買う場所は大抵サンリオ、文房具屋さん、駅から少し離れたところにある雑貨屋さんの三択だった。
文房具屋さんはサンエックスなどのキャラクター文具はもちろん、入浴剤のようなちょっとした雑貨まで充実していて、ラッピング用の包装紙も女児心をくすぐるものを何種類も揃えており、友達の間でも一番人気だった。
雑貨屋さんはシロクマやペンギンといった動物の可愛らしい雑貨や、木製のおもちゃなどを取り扱うお店で、少し大人っぽいプレゼントを探すときにとても重宝した。
対するサンリオギフトゲートは、子どものシビアな予算でのプレゼント購入には、少々不自由なラインナップだった。魅力的だなと思うものは大体予算を超えているので、メモ帳やケース入りの絆創膏といったちょっとした文房具や小物類をメインに据えて、チョコレート入りのマシュマロやラムネなどの小さなお菓子を組み合わせることになる。メモ帳とマシュマロ3個、悪くはないんだけど中途半端な感じは否めない。
それでも、サンリオギフトゲートには他にはない圧倒的な強みがあった。それがラッピング。可愛いキャラクターの包装紙で包んだ上に、小さなおまけのおもちゃをつけてくれるのが、とんでもなく可愛いのだ。
おまけのおもちゃはその時々によって、ヘアゴムだったり、でんでん太鼓のようなものだったり、マスコット付きの鉛筆だったり、ちょっとフカフカした根付だったり、シールだったりした。どんなおまけがつくかは店員さんにお任せなのだけど、たまに「メモ帳に合わせてポムポムプリンを付けておきますね」とか、ときには「お友達はケロッピとポチャッコどっちが好きかな？」なんて声を掛けてもらえることもあり、すごく嬉しかった覚えがある。
数年前、たまたまこの「サンリオギフトゲートのおまけ」のことを思い出した。幼稚園の頃からの友達に、サンリオのおまけ懐かしいね！！と言っても全然共感してもらえず、そんな馬鹿なと思い、写真を見て思い出してもらおうと画像検索をかけたところ、このおまけのおもちゃのことを、正式には「プレミアム」と呼ぶということを知った。人間、いくつになっても学びがあるなあ。
サンリオのひみつ | ショップのひみつ - サンリオショップでもらえる「プレミアム」
ちなみに、当時の推しはマロンクリームちゃんからのコロコロクリリンだった。どちらも幻の存在になってしまうとは……。マロンクリームちゃんはサンリオピューロランドではまだ辛うじてスタメンなので、当時マロンクリームちゃんが好きだった同世代の方はよければ会いに行ってほしい。*1クリリンはピューロランドですら隠れミッキーレベル。
なお、写真は本文とは一切関係がなく、とある好きなお店の固めプリン。
