東京の様子がわからない……
今週のお題「外のことがわからない」
1月下旬以来、かれこれ4ヶ月以上東京に帰っていない。出張や連休、観劇など、何かしら理由を付けてほぼ毎月のように実家に帰っていた私としては由々しき事態だ。
単純に実家が好きなのもあるし、25年以上東京に住んでいたこともあり、友人もほとんどは東京に住んでいるので彼女たちに会えないのも寂しい。
この状況下なのでそういうセンチメンタルな事情はひとまず置いておくとしても、一番重要なのはそろそろ歯医者に行かないといけないということ。
実は、関西に引越す1年ほど前に、地元で歯列矯正をはじめていた。インビザラインという術式で、費用は開始前の一括払いだったので、恐る恐る転院について尋ねたところ、できなくはないが転院先でもそれなりのお金がかかるとのこと。「本来なら一切支払う必要のない追加の矯正費用を支払うくらいならそのお金で実家に帰ってきたほうがいい」と、移動の自由が保障されていた2018年の私は単純に考えて、転院を留まった。それで、いまだに地元の矯正歯科に通っている。
インビザラインではアライナーと呼ばれるマウスピースを使って、少しずつ歯並びを直していく。既に一番最後のアライナー(=完成形の歯並びのマウスピース)を受け取っているので、施術自体は、実は通院しなくても継続することができる。とはいえ、3ヶ月に一度くらいは予定通りに歯が動いているか、様子を見せに行く必要がある。
直近の通院が最後に上京した1月下旬で、本当ならGWの連休中に行かなきゃいけなかったのを、6月中旬まで先延ばしにしてもらったのだが、さすがにもう限界が近い。自分の印象としては問題なく進行している気がするが、万一上手く動いていない歯があった場合、早めに軌道修正しないと治療計画がどんどん遅れてしまうのだ。
それでいよいよ帰りたいんだけど、実際のところ、本当に帰っていいんだろうか?
いま、自宅の周りは穏やかそのもので、公共交通機関に乗るのも、外にご飯を食べに行くのもほとんど問題はないように思う。週2日くらいは会社にも行くし、たまには同僚と食事をして帰ることもある。相変わらず宝塚も文楽も休演が続いていて張り合いはないし、毎日暑くてマスクをしているのは息苦しいけど、困っていることといえばそれくらいだ。
でも、東京はどうなんだろう?感染リスク云々じゃなくて雰囲気が知りたい。
実家は郊外だし、家族は久しぶりの帰省を楽しみにしてくれているけど、たとえば私が関西に住んでいることを知っている知人に道端でばったり会ったとき、どういう反応をされるんだろう?不審な顔をされないか、心配になってしまう。
大好きな東京、毎月毎月帰っていた、あんなに近かった東京が、今はとても遠い。