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旅行・勉強・自炊など。気分はいつでも船の上。筆者は元旅行会社勤務⇒現在はメーカー人事

【大阪】国立文楽劇場周辺のおすすめグルメ―うどん・たこ焼き・お好み焼き&餃子!―

ついに、国立文楽劇場文楽公演が再開しました!11月23日まで公演中の錦秋文楽公演。

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10ヶ月ぶりの文楽、先週の土曜日に張り切って第二部と第三部をはしごしてきました。最初は第三部の超有名演目『本朝廿四孝』だけを見に行くつもりが、第二部の『新版歌祭文 野崎村の段』は高校生の頃、歌舞伎鑑賞教室で観た演目だということに気が付きまして。歌舞伎や宝塚で観たことのある演目は必ず文楽でも観る(逆もまたしかり)というマイルールに基づき、慌てて同日の第二部のチケットを追加した次第です。

文楽や歌舞伎は公演時間が長いのが嬉しくもあり、悩ましくもあるところ。今回は感染症対策の一環なのか、今回の錦秋文楽公演は三部制で、各部3時間以内と短めに収まっているものの、通常であれば4時間超えの公演もザラにあり、途中で15分~20分程度の休憩を挟むとはいえなかなかの体力勝負です。

体力面の問題はもちろん、一番悩ましいのが食事。あまりお腹いっぱいになると眠くなるので、普段は幕間に軽食をつまむくらいで済ませることが多いのですが、現在はロビーや客席での飲食が禁止。となると14時の第二部開演前に昼食だよなあ……と近くのお店を調べていたところ、文楽劇場のすぐ近くにあるうどん屋さんが実はかなり評判のいいお店だということがわかり、即決。

うどん屋麺之介

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13時10分頃お店の前に到着すると、コロナ対策で席数を絞っていることもあり満席で3組待ち。うどん屋さんだけあって回転は良く、10分ほどで着席。

国立文楽劇場のほぼ隣という最高の立地!頑張れば幕間でも食べに来られそう。福岡のうどんと聞くとごぼ天とふわふわでやわらかい麺の「博多うどん」を想像しがちですが、こちらは北九州発祥の「豊前うどん」のお店です。豊前うどんの特徴は瑞々しい弾力とのこと。その弾力を存分に味わうべく、肉ごぼうぶっかけうどんを冷やし麺で注文しました。

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たっぷりの具を一旦避けて麺を見てみると、細めの麺はほのかに透き通っています。評判通りの弾力と程よいコシは、福岡のうどんというよりもむしろ長崎の五島うどんを彷彿とさせる感じで、ずっと噛みしめていたい美味しさ。

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私は超硬いうどんとして一部で有名な「武蔵野うどん」のお膝元出身だし、稲庭うどん五島うどんのような細くてコシのあるうどんが元々大好きだったので、豊前うどんの麺もとっても気に入りました!

トッピングでは、薄切りにしたごぼうを直径20cmほどのかき揚げに仕上げたごぼう天のインパクトもさることながら、私のお気に入りは牛肉。生姜の薄切りがゴロゴロ入っていて風味がよく、脂の甘みを引き立てています。

ただ、さすがに観劇前にはヘビー過ぎたので次回はもっとシンプルなぶっかけうどんにして、ひたすら麺を楽しもうかなと思っています。

たこ焼きえびす

ここからは今回は寄らなかったもののお気に入りのお店を。

「大休憩が短くて時間がない!でも何か軽く食べたい!」というときには、大抵「たこ焼きえびす」さんでたこ焼きを食べてます。

文楽公演の半券(当日分)を持っている人限定のお得な文楽セットは、500円までの飲み物+たこ焼き6個で600円。良心的&小腹を満たすのにぴったりのボリューム!

takoyaki-ebisu.com

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たこ焼き以外の鉄板メニューも充実していて、1人でも複数名でも使いやすいお店です。午前中から深夜までずっと開いているのも心強い。

黒門 三よ志

まだ1回しか行けていないけど餃子&お好み焼きの「黒門 三よ志」さんもとってもおすすめのお店です。終演後は文楽ファンらしき紳士淑女で賑わっています。

餃子もお好み焼き、一見不思議な取り合わせですがどちらも本当に美味しいので、是非とも両方食べていただきたい!

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1人2~3人前はペロリと食べられる魔法の餃子。

最後になりましたが、『本朝廿四孝』奥庭狐火の段、勘十郎さんの八重垣姫が本当に素晴らしかった……!文楽を観始めてまだ2年目の新参者ですが、今までで一番没頭した気がします。

終演後はホテルまで徒歩で帰ったのですが、物語の世界から抜け切れていなかったようで、夜道で白っぽい野良猫を見かけたとき、とっさに「狐!?」と思ってしまったほど。

というわけで次のブログはまたしてもGOTOで泊まったホテルを紹介します。