Cruise × Cruise

旅行・勉強・自炊など。気分はいつでも船の上。筆者は元旅行会社勤務⇒現在はメーカー人事

放送大学の選科履修生になります

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2021年度第1学期の選科履修生として放送大学に出願し、無事合格を確認しました。あとは学費を払うだけ!試験を受けたわけでもないのに、「合格」と聞くとなんだか嬉しい。これから1年間放送大学に在籍し、いくつかの科目を履修します。

全く想像していなかった、8年振り・二度目の大学生!選科履修生でもちゃんと学生証が発行されるらしく、受け取りに行くのが結構楽しみです。

せっかくなのでここまでの経緯と、1学期の履修予定科目をまとめておきます。

「二度目の大学生」になる理由

そもそものきっかけは産休・育休。実は5月中旬に第一子を出産予定で、4月から産休・育休を取得します。休業期間は来年3月末までの約1年間。

産後の自分を想像して、やりたいことは何だろう?と考えたとき、一番最初に浮かんだのは「卵かけごはん食べたい」「ローストビーフ食べたい」「育休終わる前に家族でショートクルーズ行きたい」とかそんなのばっかりだったものの、職場を1年離れることを踏まえて考えると、勉強したいなという気持ちが浮かんだ。大学生のときのように、仕事とは直接関係のない、自分の学びたいことを勉強したいなと。*1

それから、復職時の不安を少しでも軽減するために、現在の仕事に関わる勉強をしておきたいという気持ちも徐々に芽生えてきて。新卒で入った会社から全くの異業種に転職した上、入社からちょうど2年で産休に入るという経緯もあり、仕事から完全に離れてしまうのは正直結構怖いです。それに、この2年間は新しい知識を詰め込みまくって、時には小手先のテクニックにも頼りながらなんとか仕事を回してきたので、このあたりで一度、理論から学び直して基盤を固めたいな、と。

最初は既に使ったことのある「グロービス学び放題」や「スタディサプリEnglish」等のE-learningを活用することを考えていました。もちろん質の高さは自分自身で実証済みで、しっかり活用すればめちゃめちゃ有意義なのはわかっているけど、通勤電車に揺られることもないのにわざわざ「スキマ時間のマイクロラーニング」を選択するのはもったいないなあとか、率直に新しいことをやってみたいなあとか思ってしまい。

次に、各大学の科目等履修生について調べてみたものの、毎週大学に通うのは言って現実的とは思えないし、いくつかの大学が開設してる育休取得者向けのキャリア開発プログラムも、なんだかピンとこない。受講料も高いし。

そんなときにたまたまTwitterで見かけた「放送大学」という文言。そういえば放送大学ってどんな感じなんだろう……と調べてみたらびっくり。

実学から教養まで、大学ならではの多種多様な科目

・1科目から受講可能

・自宅でも実家でも受講可能。

・リアルタイムで視聴できなくても、ほとんどの科目がインターネットで視聴可能

・格安な授業料

と、今の自分のニーズを全て満たしてる。何これ、めっちゃ良くない?と。笑

そこからシラバス検索システムを使って色々な科目を調べていたら、すっかりその気になってしまい、検討開始からわずか5日後には出願完了してました。現時点で放送大学に全く興味がない方も、シラバス検索だけでもかなり楽しいのでおすすめです。

放送大学 シラバス検索

出願から10日ほどで選考が終了し、現在に至ります。大学受験当時と比べるとスピード感が違いすぎて笑ってしまう。

放送大学とは

放送大学で学ぶ6つの魅力 | 放送大学 - BSテレビ・ラジオで学ぶ通信制大学

放送大学は学びたい人がいつでも学べる「開かれた大学」を目指して設立された大学。ちなみに英語名は「The Open University of Japan」。「分類上は私立大学だけど、法律に基づいて設立された機関」という、かなり独自性の高い存在です。公式HPを見ていただくのが一番わかりやすいと思います。

年2回、4月と10月に入学のチャンスがあり、要件を満たせば誰でも・何度でも入学できます。大学院も併設されていて、こちらは筆記・面接の試験があるらしい。

学生の種類

私は選科履修生を選んだ。理由はとてもシンプルで、単科履修生と入学料が3,000円しか違わないのに、1年間在籍できて何科目でも受講できるならお得だなと安易に考えたからです。まぁお得さでいえば全科履修生がダントツだけど、入ったものの全く勉強しなかった、っていう可能性も普通にあると思っているので(特に復職後、フルタイムで働きながら勉強もっていうのは相当厳しいはず)、いきなり全科履修生になる勇気はなかった。

全科履修生

入学料は24,000円で最長10年間在学可能。4年以上在学して所定の124単位を修得すると、「学士(教養)」の学位が得られる。既に学士の学位を持っている場合は3年次編入もできるとのことですが、私は学位の取得までは考えてません。*2

卒業を目指す人や、最初から複数年ガッツリ学びたい人向け。全科履修生ならOfficeやAdobeの学割も使えるらしいですね。なんだその高コスパ。学割目的で入っても元が取れてしまいそうだよ。

選科履修生

好きな科目だけ履修する学生。入学料は10,000円で1年間在学可能。在学中は好きな科目を何科目でも受講できる(もちろん単位数に応じた受講料を支払う)。

科目履修生

好きな科目だけ履修する学生。入学料は7,000円で半年間在学可能。在学中は1科目だけを受講する。まずは1科目だけ試してみたい人向け。

集中科目履修生

夏季集中科目の「司書教諭資格取得に資する科目」を履修する学生。

ちなみに、在学期間が満了した後、もっと勉強したい!と思った場合は何度でも再入学が可能。満了後3年以内なら再入学時の入学料は25%割引。気持ちが変わって全科履修生として卒業を目指すことにしたときも、取得済みの単位を活かすことができるとのこと。本当に良心的だと思う。

費用

基本的に「入学料+自分が受講する分の受講料」のみという明朗会計。入学試験がないので検定料もいりません。ちなみに、入学してしまえば全ての科目の放送が視聴し放題なので、単位がいらない場合は1科目だけ登録して興味のある授業を片っ端から視聴する、というのもアリみたいです。一般の大学で言うところの、他学部の講義に潜るイメージですかね。

受講料は1単位あたり5,500円と格安。放送授業は教材費込で2単位11,000円、面接授業は教材費別で1単位5,500円。オンライン授業には1単位5,500円の科目と2単位11,000円の科目があります。

国立大学の科目等履修生の費用(入学金28,200円+1単位あたり14,800円+検定料9,800円)と比較しても本当に割安&気軽で、とてもありがたい。

授業の種類

私自身、まだ受けていないのでサラッと。入学した最初の学期から面接授業を受けたい場合はかなり早めの出願が必要らしいです。私は全く間に合わなかったし、そもそも出産予定日や里帰りの予定から考えて第1学期の面接授業はとても無理そうなので詳しくはわかりません。

放送授業

BS放送またはラジオで全15回の授業を受講。ほとんどの授業はインターネットでのオンデマンド配信もある。通信指導1回と、学習センターでの単位認定試験で合否の判定を受ける。コロナ禍なので単位認定試験が自宅受験に変わる可能性もあるらしい。

オンライン授業

インターネットで講義を視聴し課題に取り組むオンライン完結型の授業。課題を提出することで成績評価を行い、通信指導や学習センターで行う単位認定試験はない。

面接授業(スクーリング)

学習センターなどで直接指導を受ける、独立したタイプの授業。短期集中講座のような感じで、数日間で完結するものが多い。所属以外の学習センターの授業を受けることもできる。

履修予定科目

経営学概論(放送授業)

今は人事系の部署で働いてますが、長い目で見たときに、間接部門の他部署(経営企画・法務・財務・経理)に関する知識と理解は絶対に必要だと常々感じてまして。「今、大学の講義を受けられるならどんな講義を受けたいか?」と考えたときに一番に浮かんだのが経営学マーケティング

グロービス学び放題やLinkedInのようなE-learningだとどうしても個別のフレームワークのような断片的な知識のインプットに偏りがちなので、基本的なことを体系立てて学べる機会は貴重だと思う。

キャリアコンサルティング概説(オンライン授業)

経営学概論とは逆で、今の仕事(人事・人材開発)に近い内容なので受講を決定。シラバスを見る限り、断片的になんとなくわかっていることが多そうなので、学び直し&キャリア形成支援について体系的に考えられるようになりたい。

オンライン授業で試験を受けに行く必要がないのも乳児持ちには大変ありがたい。

教養で読む英語(オンライン授業)

精神医学分野・社会心理学分野・数理工学・社会人類学・物理化学等々、幅広い分野のテキストを精読しつつ、その内容について各分野の専門教授が解説をしてくれるという、「英語を学びつつ、英語で学ぶ」講義。

産休・育休中の英語学習をどうするかについては先月くらいから検討していて、ここ1年ちょっとオンライン英会話偏重気味だったので、久しぶりにゴリゴリ精読したいなあという気持ちになり選択。オンライン授業ながら全15回の2単位、予習復習が必須でなかなか大変そうな科目だという雰囲気を感じつつ、とはいえ、フルタイムで働きながらこれだけ多岐にわたる分野のまとまった英文を読むのは絶対に無理なので、今だからこそ挑戦してみることに。

早速数年ぶりに電子辞書を引っ張り出したり、最終課題のエッセイに向けてライティングの本を物色したり、結構乗り気になっています。

というわけで、第1学期は様子見で少なめの3科目5単位。かなり頑張って厳選しました。「マーケティング」「初歩からの化学」「都市から見るヨーロッパ史」「西洋芸術の歴史と理論」「舞台芸術の魅力」等々、気になる科目がたくさんあるので、第2学期はもう少し受講できたらいいなあ。面接授業にも行ってみたい。

www.youtube.com

放送大学の公式YouTubeに科目の紹介動画がたくさんあるので、ざっと見てみるだけでもなかなか面白いです。WEBシラバスと動画を見ながら受講する科目を選んでいると、大学生だなー!!って気分になって嬉しい。初めての大学生だったころは「マ○ルストーン」という科目情報雑誌を片手に、「楽単」狙いで科目を選んだりもしてたので、純粋に興味と関心だけで選ぶのがある意味新鮮です。笑

目標

無理をしないこと!

はじめる前からこんなこと言ったら元も子もないけれど……。正直、産後の生活は全く想像がつかないので仕方がない。今は復職後を見据えて勉強したい!って強く思っているけど、体力的に無理かもしれないし、目の前に我が子がいたらもっと違うことに時間を使いたいと思うかもしれない。片時も目が離せない(離したくない)と思ったり、勉強は勉強でも、もっと子育てに直結することを学びたいと考えたり。それはそれでとても尊いことだし、そのときに自分が大事にしたいと思ったことを優先したい。

ありがたいことに、放送大学は働きながら勉強している人が多いので、放送授業(私の場合は「経営学概論」)の単位認定試験に対して再試験制度がある。受講した学期に試験を受けることができなかった場合、翌学期に再試験を無料で受けられるとのこと。なんて親切……!働きながら勉強する人はもちろん、生後数ヶ月のときに数時間とはいえ一人で外出できるのか皆目見当がついてないプレママにも優しい。

まだまだ出願受付中ですよ

無駄に長い文章を最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。もし少しでもご興味があれば、3月16日まで2021年4月入学の出願が可能みたいなので、ぜひ!一緒に第一歩を踏み出しましょう!!

そして、このブログで一切放送大学の話をしなくなったら……その時はお察し下さい。笑

今年も色々な意味で旅行や船旅は遠い存在なので、せめて自宅から広い世界に思いを馳せるぞー。

*1:霞を食べてた文学部出身

*2:修士課程は、正直ちょっと興味がある。もちろん、直近でどうこうという話ではないけれども。現職は理系の会社で修士課程修了の人たちが大多数なのもあって、学部卒は微妙に負い目を感じてたりもしまして。笑

『話せる英語ドリル300文』1ヶ月間継続学習した正直レビュー

結論から言って、とても良い本に出合えました!おすすめです!

amzn.to

信頼のアルクVersantスピーキングチャレンジで紹介されていたのを見て、Amazonのレビューも上々だったのでKindle版を即購入。 何せ三日坊主なので新しい教材を買うときにはかなり慎重に検討して、実物を書店で確認することが多いのですが、今の自分の課題にあまりにもぴったり合っている本だと直感し、珍しく即断でした。

オンライン英会話を1年近く継続してきた今、私が特に感じている課題は、

  • 英語らしいイントネーションで話せない(ある程度スピードをつけて話しているのに、全く英語らしく聞こえない)
  • 考えてから話すまでに時間がかかる(考える→話すを自動化できていない)

という2点。発音そのものも褒められたものではないけど、それ以上にイントネーション(短縮・連結・脱落などを含む)と、反射的にパッと発言できる語彙・フレーズの少なさに悩んでいました。25分間楽しく先生とおしゃべりすることはできるようになったけど、ここを解消しないと、実践的なコミュニケーションはきっと難しい。

この本の目的は「汎用的な表現を、使いたい時にさっと口から(それも正しい発音とイントネーションで)言えるようにすること」なので、まさに私のような人にうってつけの1冊になっています。

テキストの構成と学習法

テキストは1日10文×30日=計300文で構成されています。例文は電話、会議などのビジネスシーンが中心で、仕事で英語を使う機会がある方であれば、すぐに重宝しそうな例文が豊富にラインナップされています。

学習時間は1日15分間~でOKとありましたが、かなり濃密なトレーニングなので15分では厳しい。実際、なんとか学習を継続して1ヶ月経過しましたが、実はまだ1周目が終わっていません……。

1日30分~45分の学習時間を毎日確保できる場合は、30日間で1周完走することも可能かと思います。無理に毎日1単元をこなそうとするよりも、2日で1日分くらいのつもりで音読パートを時間をかけて何度も練習したり、余った時間を学習済みの単元の復習に充てたりするのが個人的にはおすすめです

Step1 今日の例文

著者である浅場先生のブログに、Step1ではディクテーションを行うのがおすすめと書かれていたので、頑張って実践しました。

第3回「はなドリ 300」活用法:Step 1 聞き取れない理由を知る | ビジネス英語研修のQ-Leap株式会社

Step1用の音声は英文→和文になっているので、Step2用の音声を使います。

ディクテーションは負荷のかかるトレーニングだし、紙とペンが必要になるという点でもハードルが高いけど、確かに効果は絶大です!マイルールで3回までは繰り返し聞いてOKとし、適当な裏紙とかではなく手帳を使って記録を残すことで、少しでもモチベーションを保てるようにしました。ディクテーションが終わったらStep1用の音声に戻り、和文を踏まえて聞き取れなかった箇所に入る単語を推測した後、答え合わせをします。

Step2 音読

この本を使ったトレーニングの肝になる部分です。Amazonで試し読みできるので実際の誌面(試し読み16ページ)を見ていただきたいのですが、音読用例文には読み方の記号が記載されています。

この記号によって、

  • イントネーションフレーズの境界
  • 声の高低(ピッチ)の動き
  • イントネーションフレーズの核(フレーズ内の最も重要な語)
  • 弱音化、連結/同化、脱落する部分

といった、非ネイティブの英語学習者には理解しにくい要素が見事に「見える化」されているんです。記号に沿って素直に発話してみるだけで、抑揚と流れのある、なんだかとても「英語っぽい」読み方になるのがとても嬉しい!

Step2の音声をリピートしながら、各英文がするっと口から出るようになるまで音読練習を続けます。

Step3 瞬間文構築

音読用の記号に一目惚れして、他のパートについてはあまりよく確認せずに購入してしまったのですが、瞬間文構築のトレーニングがあるのは嬉しい驚きでした。

例文を3分割して順序を入れ替えた音声を聞き、各フレーズを記憶して、正しい形の文にして発話する、というトレーニングです。

一時的に文やフレーズを覚えておく能力を短期記憶力(リテンション)と言うそうで、特に通訳を目指す方にとっては必須の能力だと言われています。Versantにも瞬間文構築やリピーティングといった短期記憶力が問われるセクションがあるのですが、これが想像以上に難しい!新しいフレーズを聞いているうちに、覚えていたはずのフレーズがどんどん頭から抜けていくんです。それはもう笑っちゃうくらい。

この本では既に知っている文を使うので、難易度は低いですが、自宅で気軽に短期記憶力のトレーニングができるのはとてもありがたいなと思います。*1

Step4 瞬間空所補充

「今日の例文」と同じ構文で、単語や語順を少し変えた問題文を使った瞬間空所補充。先頭の文字と和文を見てパッと文を作る、簡単なようでいて実は歯応えがあるメニューです。

Step4の音声は和文→回答用ポーズ→英文の1回きりなのですが、Step4の正解音声(英文)のみを収録したトラックがあるともっと便利だなあと思います。特に、最近はあえてテキストを見ず、音声だけで挑戦しているので、答え合わせのときに英文だけ聞きたいなと。

Step5 今日の語句

重要単語、表現など。ここはサクッとテキストで確認&音声を繰り返して終わり。汎用的なフレーズ集を目指していることもあり、基本的に単語はあまり難しくないです。TOEIC600点くらいの方であれば、大体は知っている単語なんじゃないかと。

An Extra Step まとめのトレーニン

今日の例文を聞いて、一言一句正確に繰り返すトレーニング。

基本は文章を見ながら行うリピーティング、余裕があれば文章を見ずにリプロダクションに挑戦しています。

音声ファイルの構成

Step1:英文→和文

Step2:英文→リピート用のポーズ

Step3:瞬間文構築(語順をバラバラにしたもの→回答用のポーズ→英文)

Step4:瞬間空所補充(和文→回答用のポーズ→英文)

Step5:重要単語・表現

An Extra Step:英文(ポーズなし)

音声だけでも学習できちゃうんじゃない?と思うくらい、過不足なく使いやすい構成になっています。ただし、Step4に関してはやっぱり英文のみ(ポーズなし)のトラックもほしいなというのが正直な感想。あるいはAn Extra Stepに20文まとめて収録されていたらとっても嬉しい。

学習継続のコツ

アルクのアプリ「ALCO」をフル活用する

ALCOはアルクの教材で学習する人にとっては必須のアプリです。無料で簡単に音声がダウンロードできるのはもちろん*2、特筆すべきはその使い勝手の良さ。

0.5倍速から3倍速まで9段階で速度を選べるのはもちろん、2秒送り・2秒戻しはディクテーションにぴったりだし、トラック内の任意の区間をリピートすることもできます。もはやちょっとしたDJ気分。

スマホとFire HDにALCOをダウンロードし、Kindle版のメリットを活かして

スマホ:音声(外出用)
Kindle PaperWhite:本文(外出用)
Fire HD 8 Plus:音声&本文(自宅用)

という三本立てで学習していました。Fire HDなら音声も本文も一台で済むけど、結構重くて早々に持ち歩くのは早々に断念しています。Fire HDがベッドサイドに鎮座しているため、寝る前に5分だけでも勉強するか……というわずかなやる気を逃さずに済んで大変良いです。

1ヶ月のトレーニングを経て

途中で挫折しそうになりつつも、通勤時間はスマホ+Kindle、家ではFire HDというマルチデバイス体制でなんとか1ヶ月完走しました!とはいえ、1日1単元こなせない日もあったので本自体はまだ終わっていません。引き続き学習を継続していきます。

一番大きな学習効果の実感としては、初めて見る英文でも読み方の記号が何となく浮かぶようになったこと。今までよくわかっていなかった語尾の上げ下げとかが、文の構造から判断できるようになってきた気がします。

同じような悩みを持っている方に心からおすすめできる一冊です!

*1:通訳教室の短期講習を受けようと思って資料を取り寄せたら想像以上にお高かったので……!

*2:CDをパソコンに取り込む→ウォークマンスマホにダウンロードする、って地味に手間がかかりますよね

【オンライン英会話】業界No.1の実力は?レアジョブ1ヶ月体験レポート

会員数No.1のオンライン英会話といえばレアジョブ。

会員数80万人突破!業界No.1のオンライン英会話 「レアジョブ英会話」

先月末にVersantの自己ベストを更新(51点!)し、CEFR B1に到達したこともあり、10月はBizmatesを1ヶ月間お休みして、ゆるっと日常英会話に取り組んでいました。*1

せっかくなので体験したことのないサービスを!ということで、レアジョブの体験レポートです。

無料体験レッスン

体験レッスン

無料会員登録後、体験レッスンを2回受講できます。

体験レッスンの1回目は、簡単な自己紹介→レベルチェック→判定されたレベルでミニ体験レッスン、という流れ。

レベルチェックは英語の質問5、6問に回答し、その場で判定。私はレベル6(CEFR B1.1相当)と判定されました!VersantでのCEFR B1は試験に慣れたせいでは……?と少々疑っていたので、今回もB1レベルと判定されてとても嬉しい。テストの案内は日本語で表示されるので、オンライン英会話が初めての方でも安心です。ミニ体験レッスンは日常会話コースかビジネス英会話コースから好きな方を選択します。

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レベルチェックの結果はレッスン終了後、マイページでも確認可能。上の図のように、理解力・文法・発音の三項目で表示されます。やはり発音が……。聞き取ってはもらえるものの、相手にめちゃめちゃ負荷かけてる自覚があるので根本的な改善が必要だと痛感しています。録音した自分の英語を聞いていると、発音そのもののおかしさ以上に、イントネーションの平坦さ(棒読み感)がすごく気になるので。

初回の体験レッスンについては講師の指名は不可。レッスンを受けたい時間帯を選択すると、その時間に対応可能な講師が自動でアサインされる仕組みでした。2回目の体験レッスンは自分で講師を選択できてよかったです。

体験レッスン2回目はカウンセリングの後に実施しました。教材は限定されていて以下の通り。

  • スターター体験レッスン2 レベル1-2
  • 実用英会話体験レッスン2 レベル3
  • 実用英会話体験レッスン2 レベル4-5
  • 実用英会話体験レッスン2 レベル6-7
  • 実用英会話体験レッスン2 レベル8-10
  • Daily News Article

上の5種類はレベル別になっているので、実質「実用英会話体験レッスン」または「Daily News Article」の2択。公式サイトによると「Daily News Article」の推奨レベルは7-10となっており、私には難しすぎるのかな?と思いつつ、実用英会話のほうは初回の体験レッスンでなんとなく流れもわかったので、「Daily News Article」を受けてみました。確かにちょっと難しかった……がっつり予習が必要なので少々疲れました。レベルチェックは的確なんだなと実感。

カウンセリング

無料会員登録後14日以内に限り、無料カウンセリングを受けることができます。もちろん任意ですが、せっかくなので受けてみることに。カウンセリングは15分間で、日本人カウンセラーとの音声通話で実施されます。

今回は英語学習の遍歴をヒアリング→おすすめの教材と講師の選び方を紹介→プランの紹介、という流れでした。具体的な学習法や有効な副教材の話などを聞けたらいいなあと思っていたのですが、有料会員に移行した後の教材の案内であっという間に15分間が終了してしまいました。無料なので仕方ないですね。

ちなみに、有料会員への移行後にカウンセリングを受けるためには、「あんしんパッケージ」という有料オプションに加入する必要があります。「あんしんパッケージ」は月額980円(税抜)でカウンセリングは3ヶ月に1回です。

有料会員へ移行

選べる学習プラン

  • 日常英会話コース:5,800円/月(キャンペーン適用で初月2,900円/月)
  • ビジネス英会話コース:9,800円/月(キャンペーン適用で初月4,900円/月)

どちらも無料会員登録後7日間以内に有料会員へ移行すると初月受講料が半額になります。ただし、初月半額キャンペーンの適用のためには最低3ヶ月間の継続が必要とのこと。

私は最初から1ヶ月間だけ利用するつもりだったので、7日間経過してから通常価格5,800円/月で日常英会話コースに申し込みました。*2

日常英会話コースの教材

有料会員へ移行して改めて驚いたのが教材の種類の多さ。

日常英会話コースと言いつつ、ニュース記事を使ったディスカッション、スモールトークなどのコンテンツも利用可能です。

この1ヶ月はレベルチェックの結果も踏まえて、発音練習の教材「発音 ベーシックサウンド」と、スモールトークを練習できる「カンバセーションクエスチョン 中級」を集中して受けてみることにしました。カンバセーションクエスチョンはノーマークでしたが、カウンセリングの際に、「予習なしで、準備していないことを瞬時に答えていく練習がしたい時におすすめです!」と言われて興味をもちまして。

お気に入りの教材を「マイカリキュラム」として登録すると、レッスン予約がスムーズです。

レッスンルームとは

レアジョブ独自のレッスン受講システムで、レッスンルームを使うことにより、Skypeや専用アプリを使うことなく、WEBブラウザ上でスムーズにレッスンを受講できます。講師映像・教材・チャットボックスが1つの画面に集約されるので、PCはもちろんスマートフォンタブレットからでもとても見やすい!レッスンルームはレアジョブの大きな強みかと思います。*3

「発音 ベーシックサウンド」の感想

教材自体がとても丁寧に作られていて、自習でもいいかも……というのが正直な感想。やっぱり画面越しだと先生の口の形などもいまいちよくわからなくて。オンライン英会話としての学習効果としては薄めかもしれません。

先生も教えていてあまり楽しくなさそうな印象を受けました。学習しているほうも楽しいかというと、正直やっぱりあまり楽しくはないので仕方ないですが。発音指導が得意な先生を検索できたらいいなあ。

他の教材をベースにして、週1回くらい息抜き?がてら挑戦するのが良さそうです。

「カンバセーションクエスチョン 中級」の感想

テーマごとに10個ずつ用意されている質問に答えつつ、講師に逆質問をしたりして、会話を膨らませていく練習をしました。予習なしで臨めるのが最大のメリット。笑

適度な緊張感もあり、NOBU式のような、質問されてすぐに答える練習ができるのはとてもいいです。中級の中に90テーマ用意されているんですが、ちょっと使いにくいなあと感じるテーマもいくつかあって、2~3ヶ月くらいで修了できそうなボリュームだと感じました。

講師について

講師はフィリピン人を中心にワールドワイド。とにかく登録人数が多いので、予約締切ギリギリのレッスン開始5分前でも誰かしらは予約できそうだと感じた。私のように意志が弱めの学習者にとっては、「レッスン受けたい!」という瞬間が無駄にならないのは重要なポイントです。

講師の質は人数が多い分玉石混交かな?とも。1ヶ月間、なるべくたくさんの先生とお話しましたが、少なくとも3~4人は「もうこの人のレッスンは受けなくていいかな」と思いました。

私がオンライン英会話でフィリピン人講師の英語に慣れ過ぎているのか、フィリピン人以外、特に東欧系講師の英語がすごく聞きにくくて、後半はあえてフィリピン人講師以外のレッスンを受けるようにしてみました。

レアジョブ 正直レビュー

1ヶ月間受講して、やっぱり最大手には最大手ならではの魅力があると思いました。

  • 予約の取りやすさ
  • 教材のバラエティー
  • 納得のお値段(コストパフォーマンスの良さ)

をバランスよく兼ね備えていて、万人向けのオンライン英会話です。

特に初めてオンライン英会話を受ける人や、趣味として英会話をやりたい人は、まずレアジョブを体験してみるのがお勧めだなあと思います。オンライン英会話の特徴を知るのに最適!

気になった方は、是非無料体験レッスンを受講してみてください。

*1:Bizmates、間違いなく良質で大好きなんですがやっぱり受講料がお高めなので……

*2:3ヶ月未満で解約しても差額を追加請求されるだけだとわかっているけど、なんとなく心が痛むので

*3:カウンセリングの場合は「カウンセリングルーム」を使いますが、手順はレッスンルームとほぼ同じ

文系出身ド素人が統計検定2級に合格した話

タイトルの通りです。
このブログの内容とはあまりにもかけ離れるので書くか迷ったけど、
ここまで「統計」と縁がない素人でも、統計検定2級に合格できましたよという記録として残しておくことにした。*1

なぜ統計検定2級を受験したのか

正直に言えば、受験のきっかけは仕事関係。

とはいえ実際の業務で統計を扱っているかと言うとそんなこともなく、あくまでも教養・自己啓発に近い位置付け。部署の人たちと一緒に勉強していたので、恥をかきたくない気持ちが一番のモチベーションでした。

学習前の理解度・レベル

高校受験までは一生懸命勉強していたけど、高校数学は数ⅠAまででリタイアし、数ⅡBはほとんどお昼寝タイム。大学受験時は数学を一切使わず、某私立大学文学部へ進学したという筋金入りの文系人間*2

以降、大学では一切数学に触れず、就職してからも幸い?機会がなく、数学のブランクはざっくり10年以上。なので、邪道かもしれないけど、ある程度「試験に受かるための勉強」になってしまうのは仕方ないと早々に諦めてました。数学は苦手だけど「試験勉強」だったら多少は得意だし。実際に統計を使うときが来たらExcelやRを使ったらいいんだと、ある程度割り切って。

受験にあたって学習法のブログを読み漁ったものの、理系の大学生や実際にデータサイエンス系の仕事をされている方が受験するケースが多いようで、微分積分ってなんだっけ?「≦」と「≤」って同じもの??マイナス2乗ってどうやるの???という私のレベルの人は1人も見つからず、かなり不安な状態での学習スタートとなりました。

本当に数学ができないけど統計検定2級を受けたい方・何らかの事情で受けなきゃいけない方、私でも受かったのできっとなんとかなります!大丈夫!!

学習時間

GW明けくらいから勉強しはじめてトータル4ヶ月ほどかかって合格できました。

学習時間は、平日は毎日30分~1時間程度、休日は土日の片方で3~5時間くらい。問題演習のフェーズに入ったら、どんなに時間がかかっても毎週1回分は過去問を解くようにしていた。

高校数学がしっかり身についている場合は、統計未学習でも半分~2/3くらいの学習時間で合格できると思います。

学習方法・教材(統計入門編)

最初は問題演習→わからないところを確認という進め方を予定していたものの、あまりにも何もわからなくてまずは「統計入門」と書かれている本や動画で基本を理解することに。このフェーズに2ヶ月くらいかかってしまった。

結論としては下記の②と③(あるいはそれに近いような統計学の入門書を1~2冊)読んで、大体わかったところで試験対策に移行するのがおすすめ。

本を読んでも頭に入ってこないなーって部分を動画で補完すると良いです。

グロービス学び放題「データ・情報分析力カリキュラム」

hodai.globis.co.jp元々グロービス学び放題を受講していて、
「そういえば統計学っぽいコースがあったような?」と思い出して受講。
かなりざっくりした概論中の概論だし、当然ながらExcelを使うことを前提にしているので試験対策にはならないです。
一方で、計算式が一切出てこないので、計算式を見ただけでやる気が削がれる文系人間(=私)の取っ掛かりにはおすすめ。
さすがにこれを受講するためだけにグロービス学び放題を契約する必要はないけど、グロ放題そのものは受講者としても某企業の研修担当者としても非常におすすめなので、統計云々は関係なく、何かしら自己啓発をはじめてみたいなという人にはおすすめ。特にビジネススキルとか経営戦略系の科目がわかりやすい。

②小島 寛之『完全独習 統計学入門』

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お役立ち度:★★★★★(超おすすめ!)

私が統計検定2級の勉強をなんとか挫折せずにやり切れたのは、早い段階でこの本に出合えたからです(断言)命の恩人と言っても過言ではない。
微分積分やシグマのような高校数学の要素を一切排し、中学数学までの知識だけで、統計学の考え方を丁寧に解説した良書。特に「標準偏差」や「標準化(平均を引いて標準偏差で割る)」について、色々な切り口で何度も解説されている点が素晴らしい。
正直、過去問題を解き始めてしまったら確率やシグマや微分積分から逃れることはできないのだけど、全体像を掴んだ上で取り組むことで、だいぶ苦手意識を軽減することができたと思う。

すぐに読みたくてKindle版を購入したけど、何度も読み返したので紙の本のほうがよかったかもと思う。

③大上 丈彦『マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説』

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お役立ち度:★★★★★(超おすすめ!)

『完全独習 統計学入門』を通読したものの、まだ試験範囲(二項分布ポアソン分布など)の入門を終えられていないような気がしていた時にこの本を発見し、「統計、難しいですよね!」という書き出しに「我が意を得たり」と感じて即購入。
左ページが文章、右ページがマンガという構成。実は文章での説明がメインなのだけど、補足としてのマンガがとてもよくできていて理解しやすいし、よくある「マンガで学ぶ〇〇」系の雑学本と違って、教材として活用できるレベルだと思う。
というかむしろ、しれっと高校数学以上の数式が出てきたりするので、マンガもの=簡単だと思って見くびると割と痛い目に遭います。私も②を先に読んでいなかったら挫折してたかもしれない。
私の目的である、2冊目の入門書(目的:概念の整理)には本当にぴったりで、これまたいいタイミングで出合えた一冊。

こちらは②の反省を踏まえて紙の本を購入。誌面の構成的にも絶対紙がおすすめ。試験当日まで何度も見返しました。

YouTube動画

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お役立ち度:★★★★★(本より動画派の方は必見)

「【大学数学】推定・検定入門」シリーズの全9講をしっかり聞くと、特に推定の基礎的な部分はかなりすっきり理解できるはず。「ヨビノリ」さんに関しては、統計学だけでなく、微分積分や確率の動画もかなり見た。私はとにかく基本的な高校数学の知識が欠けていたので本当に助かった。

⑤gacco「社会人のためのデータサイエンス入門」

無料で学べるオンライン講座「gacco」

お役立ち度:★★★★☆

いつでも受講できるわけじゃないのが難点だけど、開講時期と学習時期のタイミングが合えば必ず受講してほしい講座。無料です。

統計関連の科目がいくつかあって、どれも総務省統計局や滋賀大データサイエンス学部の先生方が講師を務めていらっしゃる。なんで無料で受けられるのか謎。

恥ずかしながら統計の勉強を始めるまでgaccoの存在自体を知らなかったけど、楽しそうな講座がゴロゴロしていて驚いた。秋からは日本語教育学に関する講座を受講予定です。

学習方法・教材(試験対策編) 

試験勉強の基本方針は、『完全独習 統計学入門』と『マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説』を通読した後、ひたすら4年8回分の過去問を解いて出題パターンを覚えていくということ。「過去問を解いて」とは言うものの、ほとんどの問題は初見では解けないので、都度解説や参考書、高校数学の教科書などを見て四苦八苦しながらなんとか解いていた。制限時間90分のはずの問題を1年分解くのに5時間以上かかったり……正直辛かった。

①日本統計学会『統計検定2級対応 統計学基礎』

amzn.to

教科書代わりに使ってね、と会社の人からお勧めされた本。確かにThe教科書という感じの構成で、単元ごとに順序立てて解説されているのだけれど、私のレベルでは正直使いこなせず。大前提として、最低でも高校レベルの数学が理解できてないと多分厳しいと思う。

あまりにわからなくて悲しい気持ちになるから極力使わないようにしていたものの、試験1週間前になって久しぶりに開いてみたら、何が書いてあるのかすんなり理解できてすごく感動した。過去問演習の正答率は伸び悩んでいたけど、教科書に書いてあるような原理原則はちゃんと頭に入っているんだと確認できて、大きな自信に繋がった。

②日本統計学会『統計検定2級公式問題集』

amzn.to

公式問題集は必要不可欠な存在でした。が、いくら問題集とは言っても、もう少し丁寧に解説してくれたって罰は当たらないと個人的には思います。

③秋月 八十『統計検定2級合格のツボ』

amzn.to

お役立ち度:★★★★★(超おすすめ!)

統計検定2級の過去問を、教科書のように単元ごとにまとめなおして解説してあるeBookKindle PaperWhiteに入れて常に持ち歩いてました。とにかく解説が丁寧!これなら理解できる。問題自体は掲載されていないので、公式問題集との併用が必須です。

公式問題集の解説を読んでも何が何だかわからない人は今すぐダウンロードしましょう。

④統計WEB

統計WEB - 統計学、調べる、学べる、BellCurve(ベルカーブ)

入門書を通読できるレベルに到達したあとは統計WEBが大活躍。Step1.基礎編までで2級の試験範囲はカバーされているはず。

過去問の解説が充実していて、公式問題集の解説を読んでもさっぱり理解できない素人にとっては本当にありがたい存在でした。

結果

CBT方式で受験し、100点中68点で合格しました。

CBTだからなのか過去問と出題傾向が違うような気がして少々焦ったけれど、過去問の正答率も7~7.5割くらいだったので、まぁそんなもんかな、という印象。とにかくホッとした。もう勉強しなくていいと思うと嬉しくて泣きそうだった。笑

気付いたこと

「入門書を何冊もあたること」を恐れない

今までしてきた勉強では、「入門書の次は初級者向け、次は中級者向け……」という風に、少しずつ参考書のレベルを上げていかないと意味がないと思っていたけど、統計学(あるいは「数学」?)に関しては、入門書を何冊も読むのが、一見遠回りのようでも実は効果的な学習法なのではないかと思った。

というのも、一口に入門書と言ってもそれぞれ切り口が全然違う。1冊目でピンとこなかったことが、2冊目の表現でなんとなく腑に落ちたり、自分の中で2冊を掛け合わせることで納得感が上がることがたくさんあった。

実際、『マンガでわかる統計学』にも「数学は概念だから1冊の本に頼らないほうがいい」と書かれていて、とても納得した。 

無理に苦い良薬で学ばなくていい。最後まで「赤本」*3は難しすぎて無理だったけど、それでも2級は合格できたよ……!

決定版:文系初学者向けおすすめルート

①統計の入門書1~2冊通読+必要に応じて高校数学の復習
→最初の1冊は色々と試し読みしてみて、すんなり読めそうなものを選ぶ。個人的なお勧めは『完全独習 統計学入門』『マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説』

②なんとか頑張って公式問題集1冊(3年6回分)を解く
→調べながらでも、どんなに時間がかかってもOK。『統計検定2級合格のツボ』を並行して読み進める。入門書で得た知識を統計検定の出題形式に落とし込んでいくイメージ。

③時間を測って過去問を解き、90分で35問解答するペース配分をつかむ

結構しんどかったですが、頑張って勉強して良かったー!

*1:しばらくブログを更新できていなかったのも、試験前の追い込みをしていたからなのです……。

*2:とはいえ、中学までの数学(確率・順列・組み合わせ等)がちゃんと身についていたのはせめてもの救いだった。15歳の私、本当にありがとう……!

*3:東京大学出版会統計学入門』のこと。名著と名高い。合格した今読んでもやっぱりチンプンカンプン

EF English Live(EFイングリッシュライブ)正直レビュー

EF English Liveを無料体験しました。

今月はBizmatesをお休みして、EF English Liveの有料会員になって存分に学習するつもりでしたが、散々悩んだ結果、無料期間で解約することにしました。教材は申し分ないのですが、私はまだグループレッスンを活用できるレベルに達していないと感じたので、ひとまず今回は見送りです。

EF English Liveとは

世界120ヶ国2000万人に選ばれている、世界最大級のオンライン英会話教材です。最大の特徴は24時間いつでもネイティブ講師とのライブ英会話レッスンが受講できることと、グループレッスンが主体であること。

また、自習用教材がとても充実していて、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングすべての能力を伸ばすことができ、オンライン英会話を併用することで「使える」英語をしっかり身に付けることが可能です。

  • オンライン英会話に慣れてきたけど、本当に英語力がついているのかわからない
  • ただ話すだけじゃなく、もっとしっかり「学習」できる教材を探している
  • 多国籍な生徒とレッスンを受けて、留学気分を体験したい

といった方にはうってつけかと思います。ちなみに、WEBサイトには初心者から上級者まで、とありますが、基本的には上級者向けかな……というのが正直な印象です。理由は後述します。

自習用教材

自習用教材は抜群だと思いました。4技能をしっかり学習できるタイプのオンライン教材って、実は比較対象があまりないんですけど、少なくともスタディサプリよりも好みです。自習用教材だけを使い放題のプランがあれば、EF English Liveの自習用教材と、適当なオンライン英会話を組み合わせるのが最強の学習法じゃないかなあと思います。

コースによって構成が異なりますが、リスニング、文章の並べ替え、ディクテーション、シャドウイング、発音練習などなど、飽きない・無駄のない構成になっていて素晴らしい。

自習用教材に関しては謳い文句通り、初心者にもぴったりです。とにかく量が多いので、必ず自分のレベル・目的に合った教材が見つかるはず。

グループレッスン

グループレッスンは1回45分で24時間開講、毎時0分と30分にレッスンが開始します。テーマは日替わりで、同じレベルのクラスは終日同じテーマですが、1日に複数回受けることも可能。毎月最大30回受講できます。

グループレッスンなのである程度は仕方ないのですが、予想以上に自分が話せる時間が短い。1回45分といいつつ、最初の10分はパラパラと生徒が入室してくるため、点呼を取ったり自己紹介をしたりするのに費やされます。

他の生徒の英語を聞くのも勉強になるだろうと思っていましたが、おそらくそれはかなり上級者のクラスの話。

自分と同じレベル(=先生の言ってることはおおむね理解できているが、自分の言いたいことを英語で表現するのに時間がかかる。文と文の間に長いポーズがある)の人の英語を聞いていても、「話せないのは私だけじゃない!」という安心感こそあれ、勉強になるとは言えないと思いました。これが、初心者にはあまりおすすめできないなと感じた理由です。

英語で活発に議論できるレベルの受講者が集まるクラスで、自分もそこに加わることができるなら、すごく勉強になると思います。悔しい。

また、日替わりのテーマも、話しにくいものが多いと感じました。たとえば、「クラスの友達に自分の着なくなった洋服を売る練習」「交通事故を防ぐ方法を考える練習」など。

マンツーマンレッスン

はじめてネイティブ講師のマンツーマンレッスンを受けましたが、ちょっとした言い回しに関するアドバイスなど、ネイティブならではだなあと思うことが多々あり、勉強になりました。Skypeなしで受講できるのもいいところ。

ただ、講師の選択肢が限られていたり、24時間前までに予約・キャンセルが必要だったりと予約のフレキシビリティに関しては、一般的なオンライン英会話とは大きく異なるので注意が必要です。EF English Liveでは、あくまでもグループレッスンと自習用教材がメインで、マンツーマンレッスンは毎週決まった曜日・決まった時間に受講して学習のリズムを作ったり、自習用教材で学んだ表現を使ってみる場として使ったりするためのものとして位置づけられている印象です。

おすすめの使い方

週末留学風

平日は自習用教材でコースの学習を進めて、土日にそれぞれグループレッスンを3~4クラスとマンツーマンレッスンを1レッスン受ける。平日は30分~1時間、休日には4~5時間程度、学習時間をがっつり確保できる人には本当におすすめ。

自習用教材は平日のスキマ時間に少しずつ取り組むのにぴったりですし、グループレッスンならではの臨場感は留学さながら。これだけ学べて毎月8,910円(税込)はコスパが良すぎる。上限なく学べるので学習すればするほどコスパ上がります。

私も、もう少しアウトプット力を鍛えて、上級クラスのグループレッスンに飛び込んでいけるようになったら、その時にはぜひリベンジしたいと思ってます。頑張る。