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旅行・勉強・自炊など。気分はいつでも船の上。筆者は元旅行会社勤務⇒現在はメーカー人事

コスタ・デリチョーザ乗船記⑤寄港地・サントリーニ島編(クルーズのフォトサービスのこと)

4日目はサントリーニ島に寄港。この日は12:00入港→19:00出航。今回の旅程において7時間というのは一見長めの滞在時間なのだけど、テンダーボートでの下船になるので、実際に上陸して過ごせる時間は他の寄港地とあまり変わらない。

しかも下船する港と乗船する港が違うので、他の寄港地では個人観光派の人たちも、この日ばかりは船主催のエクスカーションに参加しているケースが多かったようです。

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客室のバルコニーから見たサントリーニ島。崖の上に白い建物がずらりと並んで、うっすらと雪が積もっているようにも見える。

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コスタ・デリチョーザとサントリーニ島、そしてテンダーボート。海がとても綺麗で見ているだけで幸せな気持ちになる。

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上陸後はツアーバスに乗り換えて1時間弱。山道をガンガン上っていきます。バスの窓ガラス越しでも、碧い海の透明度がわかって、ずっと窓の外を見てた。

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イア村に到着。世界一夕日が美しいとも言われている場所だけど、クルーズの宿命で真昼間の観光。それはそれで青いドーム屋根と白壁が青空に映えて、ギリシャに来たー!!という気持ちが爆発。天気に恵まれたのは本当に幸運でした。

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実際に訪れるまでは、至るところに青いドーム屋根の建物があるのかと勘違いしていたけど、教会以外の建物は基本的に屋根まで白くてこんな感じ。遠くにミコノス島のような風車が見える。

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暑くて完全休憩モードの猫。柄が非常に好み。

イア村では、帯同しているフォトグラファーに、とても新婚旅行らしい、素敵なロケーション写真を撮ってもらった。前日のフォーマルナイトでも撮影してもらったこともあり、フォトグラファーのほうから「ここめっちゃ綺麗だから撮ろうよ!(意訳)」と声を掛けてくれた。美しい風景と細かいポージング指導のおかげで、完全に普段着にも関わらず「結婚式の前撮りかな?」って錯覚するような、想像以上にいい雰囲気の仕上がりだったので、感謝の気持ちを込めてたくさん買いました。笑

クァンタム・オブ・ザ・シーズではそもそも撮ってもらう機会もあまりなく、フォトグラファーに覚えてもらえるような状況ではなかったので、フォトサービスに関しては、大きすぎない船のほうが満足度が高いかもなと思った。純粋にたくさん撮ってもらえる→お気に入りの写真が見つかる可能性が高い、という意味で。*1

フィラの町までバスで移動して、帰りのケーブルカーの切符を受け取ったところでツアーは解散になった。ひとまずは可愛い街並みを散策してみる。

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写真たくさん撮ったけど、あまりにたくさんの人が写り込んでいて載せられないものばかり。これは奇跡的に空いていた1枚。この日は、コスタ・デリチョーザのほかにMSCの船も寄港していて、明確にキャパオーバーって感じだった。

さておき、クレープで小腹を見たし、自宅用のワインや実家用のお土産を仕入れたところで、早めに船へ戻ることにした。

テンダーボート乗り場まで下りるための方法は3つ。

①ケーブルカー
②ロバタクシー
③徒歩

せっかくチケットをもらったので、とりあえずケーブルカー乗り場まで行ってみるも、当然ながら大行列。乗り場の奥手に歩いて降りるための道があったので、大人しく歩いて帰ることにする。まずは英気を養うためにおしゃれなカフェで休憩。

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船旅では、ついつい「船に戻ればごはんも飲み物もタダだし~」という気分に陥りがちだけど、「せっかく寄港させてもらっているんだから、多少なりともお金を落とそう」という気持ちをいつも忘れないようにしている。

小休憩を経て、歩き始めて気が付いたのは、「歩いて降りるための道」だと思っていた道、正確にはむしろ「ロバタクシーのための道」だったらしい。たくさんのロバが連なって坂を上ってくる。向こうはお仕事なので、もちろんロバ優先。道を譲りながら、ゆっくり下っていく。

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 ロバと遭遇していないときの道はこんな感じ。ゆるやかに山を下り、30分ほどでテンダーボート乗り場に到着した。

船に戻った後、なんとか「サントリーニ島の夕日」を見られないものかと、デッキで粘ってみたけど、19時に出航したときにはまだまだ明るくて、出航メロディーの「Time To Say Goodbye」を聴きながらひそかにリベンジを誓った。

日没が早い冬場は波が高くてとても寄港できないらしく、やっぱり寄港地としてではなく、泊まりがけで訪れる必要がありそう。

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*1:コスタ・デリチョーザと乗客定員が同じくらいのディズニー・ワンダーでもめちゃめちゃ撮ってもらってめちゃめちゃ買った記憶がある