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旅行・勉強・自炊など。気分はいつでも船の上。筆者は元旅行会社勤務⇒現在はメーカー人事

コスタ・デリチョーザ乗船記②発着地・ヴェネツィア編

前回のブログで、シップデータを書き忘れていたので補足として。

就航年  :2010年
乗客定員 :2,826名
総トン数 :92,600トン
全長   :294m
船籍   :イタリア
航海速力 :40km/h

クァンタム・オブ・ザ・シーズは168,666トン、乗客定員4,180人なので、大体2/3くらいのスケール感でしょうか。個人的には、コスタ・デリチョーザくらいが「大きな船」で、クァンタムクラス以上になると、船というよりは「移動する街」という印象を受ける。

さて、乗船したクルーズはヴェネツィア発着。ツアーでは前日のお昼にヴェネツィアに到着し、到着日の午後と翌日(乗船日)の午前中に自由観光の時間が設けられていました。

実はヴェネツィアは3回目で、縁あってウィーン・フロリダ(4回)に次いで多く訪問している海外の都市だったりする*1。初めての訪問の際に5泊したこともあって、主要なスポットは既に訪れたことがあるけれど、何度見てもうっとりする、素敵な街だなあとしみじみ思う。

安定の関空エミレーツドバイ経由、ヴェネツィア着は13:25。出航は17:00で、遅くとも2時間前には港に着いている必要があるので当日の乗船は厳しい。無理ってわけじゃないけど飛行機が遅れたときに相当ヒヤヒヤするし、乗船日の昼食が食べられなくてもったいないので避けるべき。それこそツアーなら万一乗り遅れても添乗員さんが対応してくれるだろうけど、個人ではあんまりおすすめできないなあと思う。

というわけで今回は前日入り。宿泊は初めてのメストレ地区。かなり不便なんじゃないかと心配していたけど、到着日の自由観光では、添乗員さんが希望者をローマ広場まで案内してくれたので何も難しいことはなく、むしろ意外と便利じゃんとすら思った。乗船日の移動は全てツアーバスだったし。

ノボテル ベネチア メストレ (Novotel Venezia Mestre Castellana) ベネチア- トリップアドバイザー

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本島に到着するなり、まずはGelato di Naturaジェラート、ピスタチオとティラミスのダブルで!イタリアに来たらジェラートを食べないわけにはいかない。そんなにたくさん食べ比べたわけではないけど、前回の訪問時に偶然食べたジェラートがあまりに美味しくて勝手にヴェネツィアナンバーワンに認定しているジェラテリア。調べてみたら本島に5店舗、メストレに1店舗、ムラーノ島に1店舗展開しているとのこと。

Archivi Stores | Gelato di Natura

5店舗のうち、どこに行ったかが判然としないので公式のショップリストをリンクしておきます。

その後は、リアルト橋までお散歩。ヴェネツィアは、大好きな宝塚のショー『Carnevale 睡夢』のモチーフになっている街でもあり、散策している間中、脳内上演が止まりません。*2

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リアルト橋から。ヴェネツィアに来たー!って一瞬で思わせてくれる景色。

5月のヴェネツィアは19時を過ぎてもまだまだ日が高くて、時間の感覚を失う。機内食に次ぐ機内食で正直あまりお腹は空いていないものの、晩ごはんはパスタ!出発の少し前に、おじゃMAPの最終回で香取慎吾さんとザキヤマさんが訪れていたPasta to Goに行ってみました。

Dal Moro's Fresh Pasta to Go (ベネチア) - トリップアドバイザー

特に若い人に人気のお店で結構並んだけど、その甲斐あってとても美味しかった。しかも安くてボリューム満点。ただ、どこで食べたらいいのかちょっと戸惑った。笑

このあたりで長距離移動の疲れが出てきたので、サンマルコ広場は明日のお楽しみに取っておき、早めに部屋に引き上げることに。途中、歩き疲れてスプリッツとポテトチップで休憩。スプリッツもまた、ヴェネツィアに来たら絶対に欠かせない。純粋に大好きなジェラートと違って、正直、そこまで味が大好きというわけではないものの、ヴェネツィア気分がとても盛り上がるご当地カクテル。

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翌朝、ツアーバスでクルーズターミナルへ。スーツケースを預けた後、サンマルコ広場周辺まで水上タクシーで移動。ツアーで貸切だったけど、水上バス(ヴァポレット)の路線もあった、と思う……。水上タクシーの2階デッキからの眺めがまた最高。

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サンマルコ広場行く~人みな~♪ 肩をかすめて飛ぶ鳥さえも~♪

心弾ませ待っていたカルネヴァーレがはじまる~♪(歌詞)

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サンマルコ寺院や再びのリアルト橋を満喫した後は、Intimissimiのショーウィンドウで一目ぼれした下着を買ったり、あまりの暑さに昨日ぶり二度目のスプリッツをいただいたりして、2時間ほどの自由観光が終了。

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いよいよ乗船!

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大運河を通っての出航シーンは筆舌に尽くしがたい素晴らしいものだった。一方でクルーズ船の入港については賛否両論あるようで……。もちろんそこに生活する方々の気持ちが最優先とは思いつつ、素直にヴェネツィア発着クルーズを体験できた幸運に感謝したい。本当に感動した。

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サンマルコ広場を、普段は見られないアングルから。

カモメの目線って多分こんな感じ。

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しばらく並走してくれたカモメ。

翌日はバーリに寄港。アルベロベッロのトゥルッリを見学します。

今週のお題「遠くへ行きたい」

*1:ちなみに、ローマも同率二位

*2:DAMのまま音カラオケで「灰の水曜日」という名曲が聴けます。よければ是非