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旅行・勉強・自炊など。気分はいつでも船の上。筆者は元旅行会社勤務⇒現在はメーカー人事

コスタ・デリチョーザ乗船記⑧海の上のイタリア!

1週間も更新をサボってしまいましたが何事もなかったかのように再開します。

アリタリア・イタリア航空でチリに行ったことがある。成田→ローマ→サンチャゴ→ローマ→ミラノ→成田という旅程で、トータル60時間近く搭乗して強く思ったことが、「徹頭徹尾、イタリア」ということだった。

機内食もイタリアンorイタリアンのチョイス*1ビジネスクラスやラウンジで供されるスパークリングワインもシャンパンではなくフェラーリ。当時新調されたばかりだったクルーの制服もグリーンと臙脂のイタリアンカラー。

今回乗船したコスタデリチョーザに関しても同じものを感じた。切っても切ってもイタリア。さすが、日本向けプロモーションで「海の上のイタリア」を謳っているだけある。というわけで、乗船中に「イタリアだなあ!」と思ったことをとりとめもなく書き留めておく。

食事編

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こちらはある日のディナーメニュー。見ての通り、メインダイニングでの夕食は基本的に全ての選択肢がイタリアン。もちろん、食材や地域によるバラエティがあるので飽きることは全くないどころか、イタリアンの多様性を実感できます。サルモリッジョソースとかカラブリアのンドゥイヤとか、初めて聞いたよ。料理は安定してどれも美味しかった。特に生ハムは毎日オーダーしたいくらい気に入ってました。

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写真は一番おいしかったデザートのセミフレッド。ケーキ類はかなり濃厚で甘みが強く、クルーズ中盤からは「無加糖」と書かれているデザートを積極的に選んでました。無加糖といってもしっかり甘いです。ちなみにコッテリ甘いケーキもそれはそれで大好き。

エンターテインメント編

毎日演目が変わるシアターのショーも、イタリアをテーマにしたものが多かった。

・『ROCK THE BOAT』:唯一の非「イタリアもの」で、世界各国のロックの名曲を集めたショー!と言いつつ、イタリア語の曲が多め。笑

・『FROM ITALY WITH LOVE』:イタリア人テノール歌手のコンサート。中詰ではみんなで「フニクリフニクラ」を歌って盛り上がる。

・『SAPORI D'ITALIA』:映画やミュージカルの中のイタリアをフィーチャーしたショー。個人的には一番好きでした!とにかく選曲が最高で、毎日見たいくらい楽しかった。『ローマの休日』はもちろん、『NINE』の「シネマイタリアーノ」だとか、ジェラール・プレスギュルヴィック版『ロミオとジュリエット』の「仮面舞踏会」だとか、ミュージカル好きにはたまらないラインナップ。『ロミオとジュリエット』はフレンチ・ミュージカルだけど舞台はヴェローナなので気にしない。

めちゃ余談だけど、『ロミオとジュリエット』の楽曲はクァンタムオブザシーズのマジックショーでも使われていた。「世界の王」が、マジックショーの一番いいところで!クルーズ業界と深いつながりがあるのだろうか……?(邪推)それとも単純に日本以外の国ではめちゃめちゃ知名度が高いのかな。日本でもミュージカル界隈では有名だけども。

・『GENTE DI MARE』:最終日の夜は、まさかのクルーによるかくし芸大会!若干グダグダになるところもありつつ、何より楽しそうなクルーの皆さんに癒される時間。これはイタリア語がわかったほうが何倍も楽しめるだろうなあ。

その他

・出航時のメロディーは「Time To Say Goodbye」

・仮面舞踏会の日がある

・最終日のドレスコードは「赤・緑・白」

・アクティビティにパスタづくり講座

などなど。

今回はイタリア発着クルーズだったので、良い意味で「地続き」な感じがしたけど、確かに日本やアジア近郊発着のコスタクルーズに乗船したら、近場でイタリア気分が味わえるのはとてもいいと思う。7泊8日クルーズに参加するならイタリア現地に行く、って人も結構多そうな気がするので、3泊くらいのショートクルーズにもっと力を入れてほしいところ。これとかいいなあ。

那覇・宮古島・台湾を大満喫。 秋の超ショートクルーズ|コスタ クルーズ

曜日も木~日で参加しやすさも◎。

*1:日本の航空会社だと和食or洋食のチョイスが定番かと思うのでかなり新鮮だった